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ブリヂストンオープン 2015

来季にもプロ転向の予定!! 長谷川祥平さんが上々の滑り出し

来月にも、来季ツアーの出場優先順位を決めるQTのサードステージを控えた注目のアマチュアが、上々の滑り出しを切った。インスタートの10番は、いきなりの大ピンチにもめげなかった。

左の林に曲げたティショットは完全に、木に阻まれて打てなかった。アンプレヤブルを宣言して打った3打目もまた、グリーンに乗らずにダブルボギーを打ったがすぐに11番で、ピンそばのバーディを奪い返して、しぶとく這い上がってきた。

先週の日本オープンでは、アダム・スコットと練習ラウンドの機会に恵まれた。全米オープンで、すでにアダムと約束を取り付けていた藤田寛之が、長谷川さんを誘ってくれた。
9ホールのプレーは、終わったあとに藤田のキャディのピーターさんを交えて、アダムとなにやら話し込んでいた。
「いろんな計測器や器具で練習するのもいいけれど、若いうちから形ばかり気にすると、せっかくの感覚もなくしてしまう。今は、技術的なことより、スイングにしろ、プレーにしろ自分のリズムを作るのを、大事にしたほうがいい」と、あとでピーターさんに詳しく訳してもらって、感激した。

間近で見たアダムのプレーを改めて振り返って「あの飛距離とか、ゴルフをいきなり真似することは無理だけど。立ち方や歩き方、姿勢やプレーのリズムはすぐにでも、取り入れられる」と今週も男でも惚れ惚れとするあの立ち居振る舞いを、イメージしながらプレーしている。
また先週は、史上最年少のローアマに輝いた17歳の金谷拓実さんの大活躍も、刺激に。「金谷くんも、どんどん実力をつけているし、後輩の活躍は素直に嬉しい。僕も、頑張らないとと思います」。

大阪学院大学の4年生が、アマチュアとしてプロの試合に出るのも、この大会が最後となる見込み。「スコアよりも、思い切りの良いプレーが出来ればいいなと思います」。来季にはいよいよプロ転向の予定を控えて、試金石の活躍を誓った。

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