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カシオワールドオープン 2015

賞金シード争いもひとまず決着。初シード選手は?

昨季は“チャレンジ賞金王”からの大躍進だ! 今平
 ツアーは来週のゴルフ日本シリーズJTカップが最終戦となるが、シード権争いを繰り広げる選手たちは今大会が最終戦となった。
 
出場義務試合数が不足する賞金ランク25位梁津萬(リャンウェンチョン)、同ランク59位松山英樹、同ランク69位王情訓(ワンジョンフン)の3選手を除いた賞金ランク78位まで、75名の選手が翌年のシード権を獲得した(63位〜78位の15名は第1回リランキングまでのシード権)。その中でも9人の選手が初の賞金シードを獲得することとなった。

 特に成長著しいのは昨年のチャレンジトーナメントの賞金王で今季はここまで24試合全てに出場してきた今平周吾だ。165cmと小柄な体格ながらも平均285yds以上飛ばすドライバーを武器にここまで戦い抜き、7月に開催された長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ では2位に入るなど今季ベスト5が3回。ツアー初優勝が期待される23歳だ。現在の賞金ランクは24位で来週のゴルフ日本シリーズJTカップにも出場予定。最後にもうひと頑張りと行きたい所だ。

 その今平周吾と同い年の堀川未来夢も賞金ランク41位でツアー参戦1年目のルーキーイヤーに賞金シードをガッチリ手中に収めた。片山晋呉に師事しており、ブリヂストンオープンでは師匠との最終日最終組対決も実現させた。その時は惜しくも2位タイに終わったが今後の成長も楽しみな若手の一人だ。

 またミズノオープンで3位タイに入り、初の全英オープンにも挑戦した富村真治も初シードを獲得。そしてISPSハンダグローバルカップ4位タイなどプロ8年目の小池一平、日本プロゴルフ選手権4位タイの29歳小林伸太郎も念願の初シードを獲得した。

 今年はツアーを何かと盛り上げてくれた5人のプレーヤーが初の賞金シードを獲得した。一体どの選手が真っ先に初優勝を挙げるか。来年のツアーが非常に楽しみだ。

 海外勢では、190センチという恵まれた体からビックドライブを連発し、今大会では平均297ydsでドライビングディスタンス賞を獲得したオーストラリア出身のW・J・リー(賞金ランク35位)、フィリピン出身でアジアンツアーでの優勝経験もあるA・キュー(同ランク62位)、さらにニュージーランド出身のマシュー・グリフィンや文景俊(ムンギョンジュン)が初シードとなった。

 

 

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