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昨年大会の雪辱戦、宮里優作

本気で狙っていた。
アマチュアとして、このビッグトーナメントで頂点に立つこと。その1点だけに集中 していた挑んだ昨年大会。宮里の前にたちはだかったのが、同い 年の欧州ツアープレーヤー、ジャスティン・ローズだった。

そのローズと、ツアーで3度目の最終日最終組。スーパープレーを目の当たりにしな がらのラウンドに、(なんでこんなにうまいんだ、こいつは・・・) ショットの不調で思うようにスコアが伸ばせない宮里を横目に、ほとんどノンプレッ シャーでスコアを稼いでいくローズには、強烈なライバル心が沸いていた。
堂々4位タイに食い込んで、表彰式で2年連続のベストアマチュア賞のカップを受け 取っ ても、宮里の気持ちは晴れるはずもなく、「勝ちたかった・・・」との思いが募るば か り。かたわらで優勝カップを掲げて微笑むローズに「次のチャンスは絶対に勝つ」 と、 心に誓ったのだった。
今年いよいよ、そのローズと同じ立場で、和合に立つ。 国内デビュー2戦目。
デビュー第1戦の東建ホームメイトカップでは、「もっと多彩な技が必要」と痛感し た。この3週間でさらに技に磨きをかけて登場する。「とにかく、恥ずかしくないプ レーがしたい」 超大型新人のツアー初Vに期待がかかる。

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