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ダンロップフェニックストーナメント 2018

一度は諦めも・・・。松山英樹が予選通過

星野陸也が背後からおずおずと近づいた。自分のボールを差し出し、番号とマークを再チェック。間に挟まった石川が、ちょっぴりおどけてそれぞれ2人を指さし確認。スタートの1番が、どっと沸いた。
初日に、2人揃って誤球した。前日の悲壮なムードはきっちりと晴らして出た。

通算1オーバーからスタートした2日目。
「最初から、意識していた」。ボギーが先行して一時通算3オーバーまで落ちた。「状態が状態なので、若干諦めも入っていた」という予選通過。
「カットラインを意識するゴルフは嫌。日本でやるときは、ずっと上でやりたいと思っている」。
でも、チャンスパットが入らない。
「それが出来ない自分が、凄くもどかしい」と焦れる展開が続いた。

ワンオンチャレンジの13番で、やっと突破口を見つけた。ティショットを花道まで運んでバーディ。
14番の連続バーディで、やっとイーブンパーまで戻した。16番で赤字に乗せた。
通算1アンダーで決勝進出にこぎつけた。

「もっと崩れてもおかしくないって感じもありますし、もっと伸ばせたっていう感じもありますけど、いま出来る精一杯」と、嘆息した。
首位とは7打差。
「明日しっかり伸ばして上位に行けるようにしたい」。
すべての鬱憤を晴らす週末の上昇を誓った。

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