最終日の前半９ホールで一度は最下位に沈んだ昨年大会。誰もが内心は男子ツアーの連覇はないとふんだ絶体絶命の状況で、当のＪＧＴＯメンバーたち５人は全員、誰一人として諦めなかった。

粘り抜き、最終マッチまで懸命にたすきをつなぎ、最後に受け取った当時17歳の石川遼が、最終ホールで３メートルのバーディを決めて、大逆転の連覇をもたらした。

そして今年はその石川が、チームリーダーとなって３連覇を狙う。

シニアと、女子と、男子と―。
日本３大ツアーの日本一を決める対抗戦『Hitachi 3Tours Championship 2009（日立３ツアーズ選手権）』は13日（日）に開催。

シニアツアーのＰＧＡチームと、女子ツアーのＬＰＧＡチームと、そして男子ツアーのＪＧＴＯチームの力と技と美の競演は、第５回を迎えた今年も千葉県市原市のキングフィールズゴルフクラブが舞台だ。

年齢も性別も。すべての垣根を取り払った究極の最強ツアー決定戦。
優勝チームは賞金２５００万円（総額５０００万円）というよりも、むしろ各ツアーの名誉とプライドをかけた一大決戦。

18歳の賞金王率いるＪＧＴＯチームは賞金ランク２位の池田勇太と昨年の賞金王の片山晋呉と、賞金ランク５位の藤田寛之、そして選手会長の宮本勝昌。
選び抜かれた５人の精鋭たちが、今年も最後に熱く燃える。

そして、何より本大会の一番の趣旨は「For　Child　Charity」です。
大会の収益と、チームの獲得賞金の一部が子供たちの未来に役立てられることになっています。

昨年も、選手たちは最終日にハーフのインターバルで、難病に苦しむ子や家庭環境に恵まれない子供たちと触れ合いの時間を持ち、「僕が勇気づけられていた。午後からの力をもらった」（片山）と逆転の原動力としました。
「ゴルフを通じてみんなの役に立ちたい。みんなをもっともっと感動させたい」との思いをますます強くしたメンバー全員が力を合わせ、つかみ取った連覇でした。

今季の全日程を終えた各ツアーのトッププレーヤーたちの競演と最後の熱戦、そして感動を、ぜひ会場でお楽しみください。

＜各チームの出場予定選手一覧＞

■ＰＧＡチーム（シニア）
尾崎健夫（賞金ランク１位）
渡辺司（同２位）
飯合肇（同４位）
室田淳（同５位）
中嶋常幸（同12位）

■ＬＰＧＡチーム（女子）
横峯さくら（賞金ランク１位）
諸見里しのぶ（同２位）
有村智恵（同３位）
全美貞（同４位）
上田桃子（同21位）

■ＪＧＴＯチーム（男子）
石川遼（賞金ランク１位）
池田勇太（同２位）
片山晋呉（同４位）
藤田寛之（同５位）
宮本勝昌（同27位）

※出場選手は、11月１日終了時点の賞金ランキングに基づき上位３人を選出。ほか２人は会長推薦です。なお（　）内は、今季の最終ランキングです。

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• 石川 遼
• 池田 勇太
• 片山 晋呉