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<全英オープン最終日> ダレン・クラークがメジャー初優勝

クラレットジャグを高々と掲げるダレン・クラーク
第140回全英オープンは、日本でも馴染みのあるダレン・クラークの優勝で幕を閉じた。

最終日は、朝から強い風が吹き荒れた。
ダレン・クラークがスタートした午後2時過ぎには、強い風に加えて、何度もスコールがコース上空を通過した。
しかし、これだけ荒れ狂った天気にもかかわらず、2番でバーディ、7番ではイーグルを奪ってみせた。
途中、フィル・ミケルソンの猛追でトップに並ばれる場面もあったが、最終的には今日イーブンパー、トータル5アンダーで、2位に3打差をつけての勝利だった。

ダレン・クラークは北アイルランド生まれの42歳。
1990年にプロ転向し、ヨーロッパツアーをホームツアーとして戦い続けている。
ヨーロッパツアーでは11勝を挙げ、2000年のWGC(世界ゴルフ選手権)アクセンチュアマッチプレー、2003年の同じくWGCのNECインビテーショナル(現在のブリヂストンインビテーショナルの前身)に優勝しており、実力は折り紙つき。
日本ツアーにも招待選手として過去15戦に出場して3勝を挙げている。
しかし、メジャー大会での優勝は一度もなく、ヨーロッパツアーでの賞金ランキングも、1998年、2000年、2003年の2位が最高位。いま一歩のところで栄冠を勝ち取れずにいた。
全英オープンには、プロ転向した翌年の1991年から出場し、2008年を除いて毎年出場していたが、ここでも1997年の2位タイが最高位と、やはりトップの座につくことは出来ていなかった。
今回の優勝を、「20回目の挑戦で、やっと笑うことが出来た。今回の優勝は私にとって最高の贈り物だよ。」と喜んだ。

ダレン・クラークの優勝コメント

「この全英オープンで優勝することは、子供の頃からの夢でした。今回、その夢を実現することができました。全英オープンでの優勝がこんなに素晴らしいものだったなんて、本当に嬉しいです。
今まで、多くの大会で何度も優勝争いをして敗れてきました。でも、そのような経験をたくさん積んできたから、今日のような厳しい状況でも自分のゴルフが出来るようになったのだと思います。」
  • 記者会見中に大会スタッフから大好きなビールを差し出されてこの表情
  • クラレットジャグとビールを横に置いてご満悦

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