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【全米プロ】<大会初日> 石川遼 『自分の中で兆しは見えているつもり』

「朝、目が覚めた時に外が霧で真っ白だったけど、自分がスタートするまでには霧は晴れて、当然7時10分の時間通りにスタート出来ると思っていた。」
スタートするまで3時間以上の時間が出来てしまったが、特に休むわけでもなく、パッティングの練習に時間を費やしていたという。
ようやくコースに陽が射し始めると、霧は徐々に取れ、石川は10時20分に10番ティーからスタート。
「スタートする時には、特に緊張は無かった。でも、スコアを落とすにつれて緊張していった。」
12番、13番、15番でボギー。悪い流れを断ち切ることが出来ず、さらに追い打ちをかけるように18番ではダブルボギーを叩き、5オーバーでターン。
「18番のダブルボギーでふっ切れた。というか、ふっ切らざるを得なかった。」と石川。
気持ちを入れ替えた後半は、4番ホールまでパーで凌ぎ、5番、6番で連続バーディ。7番でボギーを叩いてしまったが、後半は1アンダーでまわり、トータル4オーバーで第1ラウンドの競技を終えた。
「前半はティーショットをラフに入れて大ケガにつながってしまった。トータルのスコアは悪かったけど、後半は1つのミスが出ても、次の1打で取り返すことが出来た。後半のようなゴルフが出来れば良いんじゃないかと思う。」と今日のラウンドを総括した。
明日に向けては、「今の自分の状態は、けっして悪いわけではない。今日はパッティングも惜しいのがたくさんあった。自分の中で兆しは見えているつもり。いま自分が取り組んでいることを一生懸命やって、それがラウンドの中で活かすことが出来れば良いと思う。」
初日と2日目は、リッキー・ファウラーと同組だ。彼とは、今年の全米オープンの予選ラウンドで同組となって以来だが、同世代ということもあり、親交も深い。
「今日、彼とまわって感じたことは、技術的にも凄いが、それ以上に精神的な部分が自分よりも強いと感じた。特にパッティングが非常に上手な選手。常に20cmくらいオーバーする感じで打っていて、外しても3パットが無い。パッティングのタッチが常にピッタリ合っている。今日の彼とのスコアの差は、経験の差と精神力の差が出た結果だと思う。」と、彼から学ぶことも多いようだ。
明日の石川の挽回に期待したい。
















