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ファンキーな飛ばし屋!! カート・バーンズ

今季は序盤から、飛ばし続けてきた諸藤将次が地団駄を踏んだのは、11月のダンロップフェニックス。悪天候と難条件が重なって、2日目の記録はまさかの222ヤード。「チーピンを打った」と痛恨のミスショットは計測に大きく響いてしまった。

かわりに、通算のドライビングディスタンスで1位に踊り出たのが、たまたま同大会には出場していなかった、バーンズだった。
そして、いよいよツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」も“首位”のまま参戦。飛ばし屋日本一の奪還にメラメラと闘志を燃やす諸藤を横目に、平均299.16ヤードで逃げ切ったのだった。

ファイナルQTの資格で、今季参戦2年目の日本ツアー。
もちろん、初受賞のドライビングディスタンス1位も含めて、最高の1年となった。
9月のANAオープンは、16歳の伊藤誠道くんの高校生Vに注目が集まる中、雨が降り続く難条件で、持ち味を最大限に発揮した。

持ち前の豪打は濡れそぼつ洋芝も、ものともしない。ティショットで稼げるだけ距離を稼いだら、あとは短いクラブでちょんと乗せるだけで良かった。
そして見せつけたのは、圧倒的なパワーだけではなかった。
最終日の勝負服は、ズボンの右足にど派手にあしらわれた、母国オーストラリアの国旗。奇抜なファッションのお手本は、米ツアーの元祖飛ばし屋、ジョン・デーリーだ。

「プレースタイルから人柄から、すべてが好きなんです」と、同じウェアメーカーと契約を結んでしまうほどの心酔ぶりに、ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の最終日も、もちろんいつものスタイルで行くと決めていたは良かったが、その週はあまりの寒さと大雨に連日、レインウェアを着用してのラウンドに、せっかくの衣装もなかなか披露できない。

「いやいや、寒さには耐えられません」と毎日、雨具と風よけが手放せなかったが、最終日には遠くの富士山もくっきりと顔を出す晴天に、ファンキーなゴルフウェアもことのほか映えて、充実の1年を最後もど派手に締めくくった。

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