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石川遼 『すべては自分の責任』(12月17日)

第2ラウンドを終えて5オーバーまでスコアを落とした石川だが、第3ラウンドも精彩を欠いた。

序盤は無難な滑り出しから4番でバーディ。ここから波に乗っていきたいところだったが、昨日同様、1つのボギーから流れが悪くなってしまう。
9番でティーショットを曲げてボギーとすると、11番と15番でもボギー。16番ではアンラッキーもあってトリプルボギーを叩いてしまい、今日1バーディ、3ボギー、1トリプルボギーで5オーバー、3日間トータル8オーバーで67位タイまで順位を落とした。

石川自身、初日からゴルフの内容には満足している。ただ、コースの攻め方にミスがあると感じている。
「1つのマネージメントのミスがボギーやダブルボギーに繋がっていってしまうのが、こういう大きな舞台なのだと思う。もう少し経験を積むなり、冷静な判断をするなりしていれば、もしかしたら防げることなのかもしれない。だから、こういう経験はすごく大事なことだと思っている。」

石川は現在、ワールドランキング50位。
来年4月に開催されるマスターズの出場資格の中に、“2011年末時点のワールドランキングで50位以内の者”という出場資格がある。つまり、石川は今、そのボーダーライン上にいる。
石川の夢は、“二十歳でマスターズに優勝すること”。その夢を掴むためには、まずはその舞台に立つ切符を得ることから始まるわけだが、今週の成績如何ではその行方がわからなくなる。
「この12月3週目の時点で自分がこの位置(ワールドランキング50位という位置)にいることも、今週スコアを落としていることも、すべて自分の責任。」と、冷静にすべてを受け入れた。

「明日はとにかくベストなプレーをしたい。バーディを5個、6個以上を目指してプレーするのみです。」

いよいよ明日が石川にとっての今年最後の18ホールとなる。

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