記事

日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2011

河井博大も大貢献した「バーディ for ニッポン」

今年の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」は開催前に、賞金総額1億5000万円のうち、10%にあたる1500万円を、災害義援金として被災地に送ると発表されました。

また期間中は選手たちの熱いプレーを通じ、東日本大震災の復興支援をしようと出場全選手の1バーディにつき、日清のカップヌードル100食分を被災地に送る「バーディ for ニッポン」を実施されました。

この4日間で、出場プロ144人が奪ったバーディ総数は944。9万4400個のカップヌードルが、被災地支援に役立てられることになりました。

これにもっとも貢献したのもやはり、79代目のチャンピオン。河井博大は、4日間でただひとり、オーバーパーを叩かなかったばかりか、最多の17バーディをマークしました。

師匠の田中秀道と一緒に、18番ホールでチャンピオンを出迎えた弟弟子の富田雅哉は言います。
「いつも思います、河井さんはなでぜんなに曲がらないのか、と。苦しいと、かつて僕にこぼしたこともあったけど、練習量はハンパじゃなかった。やっと努力が報われましたね」。
難コースでプロ16年の鍛錬を、ようやく開花させました。5年シードの栄冠を勝ち取りました。

ツアー初優勝が日本タイトルという選手は、2009年の日本オープンを制した小田龍一以来、史上15人目(1973年のツアー制度施行後)。
39歳6ヶ月と2日で勝ち取った日本タイトルでのツアー初優勝は、史上3番目(同)の年長記録となりました。

優勝賞金は、総額の1億5000万円から10%を義援金として引いた2700万円。それまでのプロ16年間で稼いだ総額の、ほぼ三分の一をこの4日間で一気に稼ぎ、「そんな大きなお金がいっぺんに銀行に振り込まれたことがない。見てみないと分からない」。
今週月曜日には、石川遼の父考案の2100円のパター練習器具の購入さえ、一瞬ちゅうちょしたと、苦笑いで打ち明けた苦労人は、そう言って目をシロクロさせました。

「こんな僕が、こんな大きな大会で初優勝しちゃっていいのかな、という思いがある」と勝ってなお謙虚な2011年のプロNO.1は、「これからもっともっと強くなって、一流のプロゴルファーになっていきたい。自分自身を信じられるプロに。気持ちの強い選手になりたい」とその名に恥じない今後の活躍を誓いました。

なお期間中の選手の義援活動や、各種のチャリティイベントで集まった義援金は総額200万円を超えたそうです。賞金からあらかじめ差し引いた1500万円と合わせて、これも被災地の復興支援に役立てられます。

関連記事