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石川遼『粘りのゴルフができた』 <WGC大会最終日>

『WGCブリヂストンインビテーショナル』最終日、
3オーバーの39位タイからスタートした石川は、2バーディ、3ボギー、1ダブルボギーでまわり、3オーバーの73でホールアウト。
4日間のトータルを6オーバーの50位タイで今大会を終了した。

今日の最終日は出だしからティショットが乱れた。
最終日をインからスタートした石川は11番ホールでティショットが曲がり、ラフへ。
2打目を木に当ててしまい、4オン、2パットでダブルボギー。
続く13番、16番、18番ホールでもボギーを叩いてしまい「ハーフ40」と苦しい前半となった。
しかし、後半に入ってからはティショットが安定しはじめ、2番ホールのパー5では2オンに成功して今日初めてのバーディ。
8番ホールではグリーン左からチップインバーディを決めてギャラリーを沸かせた。

「後半の半分は完璧だった。技術的には特に何かを変えたわけではないが、スイングのイメージがすごく良かった。あれだけの前半の流れの悪さから、後半はよく粘れたと思う」と後半の粘りを評価。
「練習場でできているショットやパットのイメージを今日の試合ではできなかった。特に今日の前半は悔しい。まだまだ練習するしかない」と唇をかんだ。
しかし「ここ半年でスイングもコースマネージメントも段階を踏んで良くなってきている」とコメント。
「今回の順位を考えても満足できるものではないが、少しずつ底上げはできて来ていると思う」と語った。

昨年は優勝争いを演じただけに、今回は悔しい大会となったが、石川にとって得るものも大きかったはず。

次週は「全米プロゴルフ選手権」へ出場する石川。
「今年最後のメジャーですから注目されていると思う。日本人選手の1人として頑張ってきます」と力強く語った。
今回の4日間の経験を活かして「全米プロゴルフ選手権」での石川の活躍に期待をしたい。

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