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日本オープンゴルフ選手権競技 1999

「この難しさは、プレッシャーのかかった人間にはつらい」尾崎直道

初日4アンダーでまわった尾崎直道は、2日目76。通算イーブンまでスコア落し、ホールアウト後は反省しきりだった。
「全体的にいえば、昨日とちがって苦しい戦いになりました。

 グリーンは硬くなるし、スパイクマークも目立つし、トップに立っているプレッシャーもあるしね。

 9番(ロング)ホールは、届かないのに左のザブグリーン狙いで、スプーンで2オンにトライしてみたんだけど、これは間違いだったー。そのあとの10番(ロング)も、7という数字になってしまったし、この2つは悔やまれるねー。9番はね〜、1回くらい冒険してみてもいいんじゃないかって、残り265ヤードもあるから届かないのにねー、やっちゃった。

 これはショックだった。後悔しちゃったよ。

 10番は、フェースがかぶっちゃってるんだろうね。きょうはフェード打とうして、ストレートに行っちゃってることが多かったな。昨日のほうがフィニッシュまでのびのびと振りきれてたのに。昨日のほうがよっぽどフェアウェーキープできてたよ。

 難しいコンディションは、プレッシャーかかってる人間に特につらいよね。

 でも逆に、ここまで難しいコースだと、他の選手のスコアは気にならないっていうのはある。 自分がいいプレーするしかないからね、自分が伸ばせば突き放せるし、叩けば追いつかれるし…。コースコンディションが難しいと、そういう面白さがある。

 …しかし疲れるわ。10番終わってからほんと疲れた。いけないボギーは、打っちゃダメなんだね。やっと半分(2日間)終わったって感じだ。

 まあ…優勝争いできてるからいいんだけど…貯金、なくしちゃったよ。イーブンになったことで、明日から再スタートだね」

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