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石川遼 『17歳最後のトーナメント』

4バーディ、6ボギーの今日2オーバー、トータルイーブンパーの15位タイで、プロとして初めての韓国でのトーナメントを終えた。
「今週のピンポジションは難しかった。特に今日は相当難しかった。」
そう石川がコメントした通り、特に今日のカップの位置は傾斜に切られているホールがほとんど。日本のツアーではなかなかこのような状況は無いが、韓国人選手に言わせると「これが韓国スタイル」だと言う。
韓国での初めての大会を終えての感想を問われ、
「今回は、特に若い選手が招待を受けていて、ボク自身もとても貴重な体験が出来た。ローリーもダニーもスケジュールがタイトなのに大会に参加して、一緒に戦うことが出来て本当に良かった。ボクだけでなく、韓国のギャラリーの皆さんも楽しめたのではないかと思う。また韓国人選手は、粘り強いプレーをする選手達が多いと感じた。例えばPar4でセカンドショットが(グリーンに)乗らなくても、しぶとくパーを拾ってくる。そういう粘り強さが凄いと思った。今日一緒にまわった2人(2人とも韓国人選手)もそうだった。」
“韓国のゴルフファンに一言コメントを”と求められ、
「今週一週間、応援してくれてありがとうございました。熱い応援でとても刺激を受けました。皆さんのゴルフに対する熱い思いが凄く伝わってきました。今回で韓国が大好きになりました。機会があったらまた韓国のトーナメントに出場したいし、また韓国に来たいと思います。」と韓国を気に入った様子。
来週(9月17日)18歳の誕生日を迎える石川にとって、今週は17歳最後のトーナメント。17歳を振り返ってみて、どんな1年だったかを問われると、
「去年(16歳)を上回る激動の一年は今後はもう無いと思っていたが、まさかそれを上回る年が今年(17歳)だとは思わなかった。17歳の1年間で日本のツアーで4勝、3つのメジャー大会にも出場できた。本当に“激動”の一言。今回のこの韓国オープンに出場できたのも、15歳の時に優勝したマンシングオープンKSBカップで優勝して、去年、今年と順調だったから。順調という言葉ではおさまらないくらい順調だった。」
18歳になってもこのまま順調に進められる?との質問には、
「皆さんの期待に応えたい気持ちはある。でも、これからどうなっていくかはわからない。成績が出なかったり、悪くなったりすることもあると思う。そういう時にこそ、がんばろうと思う気持ちを自分に言い聞かせていきたいと思う。ボクのことを応援してくれるファンの方々がいてくれる限り、がんばる。」
18歳という1年はどのような1年になるのか。
石川は、ファンの期待に応える一心で、これからもかんばり続ける。















