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【全米プロ】<大会3日目> 石川遼 『来年こそは結果が出せる選手になっているように・・・』

スタートホールとなった距離の短いPar3をボギーとしてしまうが、次の13番ですぐにバーディーを取り返す。
16番のPar5でもバーディーを奪い、最終の18番できっちり締めくくりたかったが、ティーショットをフェアウェイのど真ん中に置きながら、ダブルボギーを叩いてしまい、2日間トータル6オーバーで予選落ちとなった。
「最終ホールの18番が、今週のボクを象徴していたホールだと思います。」
今週はアプローチの距離感が合っていなかった。
「パーパットが決まらなかったのも、そのせい。普段よりも50cm〜1mくらい長いパーパットばかりで、それを外してしまってボギーという形が多かった。」
アプローチは、自分のイメージした通りに打てているものの、ピンに寄せることができなかった。特に30ヤードから40ヤードのアプローチの精度を欠いていたという。
今回の全米プロでは、“メジャーの舞台に立てている”と実感出来たそうだ。しかし、
「去年のこの大会の時よりも、自分の中では上達しているつもりだけど、結果が出ないところがもどかしい。」
昨年に続き、2年連続で出場した全米プロだが、「去年のこの大会に出た時は、もちろん頑張っていたと思うけど、どちらかというと“見学”だった。今年は“戦いたい”と思ってここに来た。でも、(自分の思うように)戦えなかった。」
しかし、自信を深めた部分もある。
「ドライバーに関しては、他の選手と戦えていると思う。でも、それ以外の13本のクラブで、それぞれ差がある。やっぱり、特にアプローチが重要だと思う。」
今年、4大メジャーのすべてに出場した総括を問われると、
「今回の全米プロもそうだけど、全米オープンでも、全英オープンでも、自分は戦えていないと感じた。なので、“来年こそは”という気持ち。手応えを感じているだけに、本当にもどかしい。来年こそは、結果を出すことが出来る選手になっていたいと思う。4つのメジャーに出場して、またさらにモチベーションが上がりました。」
今大会の予選ラウンドでは、年の近いリッキー・ファウラーと同組。また、年齢の近い選手が成績上位にいることを振られると、「世界中の同世代のプレーヤーからは、やっぱり刺激を受ける。さらにモチベーションが上がる。どんな国の選手でも、やっぱり努力している人が上位にいるはず。練習の質と量がすべてを物語ると思う。」
最後に、「今後は自分の努力次第。1日24時間のうち、どれだけの時間を真剣にゴルフと向き合っていることが出来るかだと思う。来年は“戦える”と思える気持ちを持って大会に臨みたい。」
今後は、日本のトーナメントをベースにしたスケジュールを立てている。
今までは日本と海外の行き来で、必ずしも100%の状態でトーナメントに出場できていただけではない。
「ボクはこれからの方が楽しみ。」
日本での後半戦の石川の活躍に期待したい。
















