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全米オープン最終日

ジャパンゴルフツアーメンバーたちの4日間も終わった。初めての全米オープン。屈指のペブルビーチゴルフリンクスで、2日目に2打差の2位タイで決勝ラウンドに進んだ石川遼は3日目に75。

最終日には4番の深いブッシュで、クラブがボールの下をくぐるミスでダブルボギーを打つなど80を打って、大事な週末に一気に後退。
通算12オーバーに「コースの難しさと自分の未熟さを、とことん味わった。特に今日は、日本のみなさんに情けないプレーしかお見せできなかったのが悔しい」と唇を噛んだ。

さらに、「2日目にアンダーパーでホールアウト出来て、それをずっと維持出来れば今ごろトップでしたね」と、苦笑い。
そして、最後は「今まで続けてきた練習をもう一度、見直して、しっかり練習して次につなげたい」といつものように、懸命に前を見据えた。

そのほか、今大会出場7回目にして初の予選突破を果たした谷口徹は通算16オーバーでフィニッシュ。
初出場の池田勇太は、4月のマスターズに続いてメジャーで2戦連続の予選通過に「4日間出来たのは良かった」としながらも、通算15オーバーには不満を隠さなかった。
「4日間、腑に落ちないゴルフが続いたし、気持の良いフィニッシュが出来なかった。悔いが残る」と、憮然と話した。

やはり、通算15オーバーで終わった藤田寛之は、「初めてのUSオープンは、やっぱり素晴らしい。世界一の大会でした」と、まずは憧れの舞台への称賛を口にして、「さらにパワーアップして、また臨みたい」。
誰もが胸に抱えた悔しさを、次につなげると誓った最終日だった。

優勝は、北アイルランドのグレエム・マクドゥエル。

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