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石川遼 『今日のショットには合格点をあげたい』(WGC初日)

スタートホールのティーショットをフェアウェイのど真ん中に置き、2打目をピン手前1mにつけて楽々バーディ発進をした石川。
しかし、そこからスコアを伸ばすのに手古摺り、1バーディ、2ボギーの1オーバー、37位タイで初日を終えた。

「今日は我慢のゴルフでしたか?」との問いかけに、「確かに我慢のゴルフでしたが、今日は“凌ぐ我慢”と“チャンスを待つ我慢”の2つの我慢がありましたね。」

ショットは、いまレイドオフ(スウィングトップで飛球線に対してシャフトが左に向いている状況)にするように矯正している最中だそうだが、「今日のショットには合格点をあげたい。ティーショットも曲がっていなかったし、グリーンに上がるまでは、本当に良いゴルフでした。」
そう本人が言うほどショットは良かった。

課題はパットだ。今週から、今まで使っていたL字型のパターをピン型のパターに替えた。ピン型のパターを使うのは、実に中学2年生の時以来だという。
「僕の思いを実現してくれたパターで、見た目は普通のピン型ですが、トゥを数ミリだけ高くしてあるんです。」
メーカーの方が今回のアメリカ遠征に持参してくれて、宿泊するホテルで初めて目にしたのだと言う。
「見た目があまりにも良かったので、早く使いたいと思いました。」と、今週から使用することにしたという。
「今日は3m前後のパットが入ってくれていれば、2つ、3つは伸ばせていたと思う。けっしてフィーリングが悪いわけではないし、明日以降、試合をしていく中で慣れていきたい。」

昨日、クラブハウスの中で、親交のあるアンソニー・キムから声を掛けられ、「これがボクのガールフレンドだよ。」と彼女を紹介されたそうで、「今までキム選手は怪我をしてしまっていて、しばらく試合を休んでいたのですが、久しぶりに会って声を掛けてくれてすごく嬉しかったです。」
アンソニー・キムは、石川がUSPGAツアーやメジャーの試合に出場するたびに、いつも石川のことを気にかけて声を掛けてくれるのだという。

明日の2日目は、今日と同じジェフ・オバートンとAM9:00(日本時間6日22:00)に10番ホールからスタートする。

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