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石川遼 『何とか自分で扉をこじ開けて』(WGC−2日目)

前半は5ホール目の14番で3パットをしてボギーとしてしまう。なかなかバーディーを奪うことが出来ず、さらに後半の4番、7番、8番で立て続けにボギーを叩いてしまう。
しかし、最終の9番で5m弱をねじ込み、ノーバーディーのラウンドは免れた。
「最終の9番は、絶対にバーディーを取ろうと思った。4〜5mくらいだったけど、それくらいの距離のパットが2〜3回入るとリズムに乗って行ける。」
本人曰く、腕とパターのヘッドの一体感が無いと感じながらラウンドしていた。
「5番ホール(14ホール目)くらいから、意識的にボールの近くに立ってアドレスをするようにしたら、ベッドの軌道が良くなった。」
「今日は、昨日よりショットがぶれて、難しい方、難しい方に行ってしまっていた。すべてのショットにおいて、少しずつプレがあった感じ。」
昨日は2つのボギー、今日は4つのボギーだが、それ以上にバーディーの数が足りないと嘆く。
「バーディーは1つでも多く欲しい。常にそう思いながらプレーしている。」
「昨日、今日と2日間ラウンドしてみて、ティーショットの狙いどころ、グリーンの形状なんかがわかった。ショットもパッティングもチェックポイントがわかってきて、今日の後半は上手くできるようなってきた。ショットは、今日はずっと切れていなかったけれども、上がり2ホールは切れていた。」と明日に向けて頼もしいコメントが次々に出てきた。
「明日は(1Wayスタートで)OUTスタートで、1番、2番がチャンスホールなので、できれば両方、少なくともどちらかでバーディーを取って、リズムに乗っていけるようにしたい。」
最後に、「今日の後半のプレーが明日につながってほしい。何とか自分で扉を抉じ開けて、気持ちよくプレーしたい。そういった意味で残り2日間がすごく楽しみ。ベスト10は厳しいけれども、なるべく上を目指して行きたい。」
そうコメントした表情はとても明るく、何かを見出しているように見えた。
















