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2011年も“スコアリングシステム”がツアーを盛り上げる!!

以来、当オフィシャルホームページの『スコアリングシステム』の構築や、トーナメントのテレビ中継時にその瞬間の風速や風向きをテレビ画面上に示す『ウィンドスティックシステム』の運用などを通じ、ツアーの活性化に多大な協力を得ている。
「データから楽しむことのできるゴルフトーナメント」が、『スコアリングシステム』のテーマだ。
平均ストローク、平均パット、パーキープ率、パーオン率、バーディ率、イーグル率、ドライビングディスタンス、フェアウェーキープ率、そしてサンドセーブ率のおなじみの9つの部門別ランキングに加え、選手個々の各部門別ランキングをチャート化して示した『レーダーチャート』や、参考記録として、予選カット前後の平均ストロークを分けて表示したり、パー5での2オン率を数値化するなど、年々充実が図られている。
データを、より掘り下げて詳細に表すことで、プレーヤーの特徴や個性がより引き立つよう工夫されているのだ。
さらに、9つの部門別ランキングをポイント換算し、その合計によって順位を決定する『Unisysポイントランキング賞』も設定。その1位者は、シーズン終了直後に開催される『ジャパンゴルフツアー表彰式』で表彰される。
毎年、総合的にもっとも優れた選手のあかしとして受けるこの賞は羨望の的。
「もっとも栄誉ある賞」と言って早くからこの賞の受賞に、闘志を燃やす選手もいるほどだ。
それだけに昨年、2年連続2回目の受賞となった石川遼は恐縮しきりだった。
というのも、史上最年少の賞金王に輝いた一昨年と比べると、そのほかの部門別ランキングで1位に輝いたのはバーディ率賞のひとつだけと、本人にも物足りない受賞数となった。
表彰式で、思わず「僕でいいんでしょうか…」と、顔を赤くしたのもけっして謙遜ではなく「だって、総合的に優れた選手が取る賞ってことでしょう?!ありえない。僕じゃないと思いますよ」と、本気になって言い募ったものであった。
そして、同時にこれをバネに2011年に賭ける思いを新たにしたものだ。
『スコアリングシステム』によって弾き出される数字に注目し、データ片手にそれまでのプレーぶりを反省したり、1年の最後には総括していっそうの励みにしたり、自らの指標として活用している選手は石川だけではない。
最優秀選手賞に輝いた藤田寛之も「数字を上げるためにゴルフをしているだけではないので」とは言いながら、「どの部門でも少しでも数字が上がれば、やっぱり嬉しいし励みになる。今後の目安にもなる」というように、選手たちのモチベーションを上げるひとつの材料にもなっている。
今年も、そんな選手の表情を想像しつつこの『スコアリングシステム』を検索していただければ、よりツアー観戦の面白みが増すのではないだろうか。
『スコアリングシステム』はトーナメント観戦をいっそう興味深いものにしてくれる、いわば“ガイド役”。今年も、『スコアリングシステム』とともに、何かと話題満載のジャパンゴルフツアーにぜひご注目を……!!














