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VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント 2010

浅地洋佑くんをはじめ、ジュニア育成プロジェクトの面々も奮闘!!

自身3度目のベストアマチュア賞に輝いたのは、先輩の薗田峻輔がツアー初優勝をあげた6月のミズノオープンよみうりクラシックだった。
同大会以来、約2ヶ月ぶりのツアーに備え、正確性の必要性を痛感したドライバーの精度アップにつとめてきた甲斐はあった。

パー5は5番のチャンスホールでバーディパットを3メートルもオーバーさせて、3パットのボギーを打ったり「もったいないホールもあった」と、悔しそうに振り返るが、そこにはプロの試合への緊張感や気合いはもはや無く、3アンダーは堂々32位タイにつけて、今年3つめのタイトルへ、大きく前進だ。

浅地くんは、大会恒例の「ジュニア育成プロジェクト」の一環で、大会に挑戦している一人だ。

朝日放送と、瀬戸内海放送と、九州朝日放送の“テレビ朝日系列3社”が有望なジュニア選手に対し、夏休みの最終週に、各社主催のトーナメントへの出場チャンスを与えようという取り組みは、次週にアメリカはフロリダで行われる「ジュニアプレーヤーズ選手権」を控えている浅地くんにとっても、何よりの励みになる。

薗田のほか、やはり高校の先輩は石川が揃って5アンダーにつけ、週末は夢の3人同組対決にも、「そうなれば嬉しいな」と、夢が膨らむ。

杉並学院高の2年生は、同時に学生の本分も忘れない。
今週は、ゴルフバッグとともに、教科書を持参。
空いた時間をぬって、数学や生物の問題をひもとくなど、「夏休みの宿題に追われてます」。
文武両道で、まずは目標の「予選通過」を目指して真夏の芥屋を行く。

浅地くんのほか、やはり「ジュニア育成プロジェクト」で参戦の松原大輔くん(茨城県・水城高1年)が2アンダーは49位と奮闘中。
もうひとり、地元九州は宮崎県の日章学園高3年の小浦和也くんは、7オーバーから2日目の巻き返しを狙う。

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