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杉浦悠太がジュニアクリニックを開催「アメリカでも楽しんで」来季米二部ツアー挑戦
プロ4季目の来季は米二部ツアーで戦う杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)が自身初のジュニアゴルフクリニックを開催。

12月21日に、岐阜県の多治見カントリークラブで公募により集まった小学生と、充実した時間を過ごした。
23年の「ダンロップフェニックス」で史上7人目のアマVを飾ってすぐその場でプロ転向を表明し、翌24年にさっそくプロ初Vを飾った「日本プロ」の会場も、岐阜県(富士可児カントリークラブ)と、ゆかりの地での初挑戦。
杉浦自身も、小学時代から地元愛知のゴルフアカデミーに通い、プロゴルファーのレッスン会に参加する機会にも恵まれた。
「僕もジュニアのころはプロの方を見ていて凄いな、と思いましたし、自分もプロになって成績が出せたら、こういうレッスン会を開きたいな、と思っていましたので」と、朝は自らフロントに立ってジュニアを出迎え。

「たくさんの方々にサポートしてただき、こんなに早く実現することができました」と、冒頭の挨拶では本クリニックに協賛してくださった日本ガイシ株式会社や、株式会社大翔興産のみなさん、また、後援の日本プロゴルフ協会(PGA)のみなさんにも感謝を伝えるのを忘れなかった。
この日は朝からあいにく冷たい雨が降り続き、予定していたプログラムの一部も変更を余儀なくされたが、レッスン会では参加ジュニア一人ひとりに丁寧に指導。

「みんな本当に上手で何を教えたらいいのか。僕が教えることはあるのかな、と思いましたけど…」。
一巡後に、再び各ジュニアの習熟度を見て回る徹底ぶりで、「みんな良くなったといってくれたので嬉しかったです」と、ほころんだ。
今年は、アマプロ通算3勝目を飾った11月の「ACNチャンピオンシップゴルフ」を挟んで、PGAツアーの予選会に1次から挑戦。
最終まで勝ち上がり、29位の成績を残した。
トップ5に付与されるPGAツアーの出場権は逃したが、来季の米二部コーンフェリーツアーの権利を確保した。
「飛距離や、芝質の違いや、日本と違って美味しいものが食べられなかったり、移動も大変と聞きますし、生活環境や、いろいろなことに対応していく力が必要になる」と、覚悟している。
「結果を気にしすぎてゴルフの楽しさを忘れてしまうこともあるかもしれないけれど。きょう来てくれた子たちがみんな本当に楽しそうだったので。僕もアメリカで楽しんで頑張れればいいかな、と思っています」。
子どもたちの笑顔も支えに新天地に飛び発つ。















