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静ヒルズトミーカップ 2009

静ヒルズトミーカップ最終日に小学生ゴルフ体験会を開催

LPGAプロ講師による指導
茨城県の静ヒルズカントリークラブで開催された、ジャパンゴルフツアー・チャレンジトーナメント静ヒルズトミーカップ最終日に、地元の小学生を対象としたゴルフ体験会が行われ、2年生から6年生までの30名の児童が参加した。

この体験会は、地元で普及しているスナッグゴルフ導入小学校を対象に、ゴルフ場でのプレー経験が3回以下の児童に呼びかけた、初級者向けの体験会で、スナッグゴルフを卒業してゴルフにステップアップする機会を提供するべく行われた。

参加者は4つのグループに分かれ、各組には日本女子プロゴルフ協会の講師プロが付き、午前中はパット、アプローチ、ショットの練習、そしてランチタイムはバーベキューエリアに移動し、中嶋常幸が焼きそばのコーナーを担当して、子どもたちに振る舞うなど、大会ホストプロとしての傍ら、要所で子どもたちとの触れ合いも積極的に行った。

午後は、コースの敷地内にあるパー3コースに移り、実践プレーも体験した。
パー3コースは、本コースと同じ芝と同じ設計コンセプトの本格コースで、ゴルフ経験の少ない児童たちは、グリーン上でのパットに苦戦したが、それ以上にゴルフを満喫した。

参加者に体験会の感想を尋ねると、「スナッグゴルフよりもゴルフは難しかった」とか、「ゴルフ体験会を通じてゴルフの楽しさがわかった」など、ゴルフの魅力を更に感じることができたようだ。

そして閉会式で中嶋常幸から小学生の頃の出来事が話された。

『僕は5年生のときにゴルフを始め、ゴルフ大好きのゴルフバカだったため、同級生に「ゴルキチ」というあだ名を付けられました。
そして6年生の卒業のときに先生から、「中嶋くんに期待しています」とみんなの前で言われ、それに対してクラスメイトからは「何で勉強のできない中嶋くんに期待するんだ!」と言われたことに対して先生が、「中嶋くんはゴルフを勉強と同じくらいがんばった」と言ってもらい嬉しかった。』

更に中嶋は安全配慮の大切さについても触れた。

『中学生の時、友だちが家に遊びに来て、ゴルフのクラブを振っていたところ、僕が振り上げたクラブが友達のアゴに当たり怪我をさせてしまった。
みんなもクラブを振る時には、しっかりまわりを見て注意して振ってください。』

中嶋はゴルフ体験会の閉会式で、とても大切なことを、参加者と同じ年頃のエピソードに合わせて、工夫して子どもたちの心に響く伝え方をし、その心配りの深さを改めて感じさせた。

大会が終わっても、中嶋に並ぶ子どもたちのサイン待ちの列は途切れることがなく、自ら持参したサインペンで、一人ひとりに丁寧にサインと日付を書き続けた。

  • グリーンのスピードにはてこずった
  • 中嶋は焼きそばを子どもたちに振る舞った
  • サインの列は途切れることがなかった
  • 参加者による記念撮影

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