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キヤノンオープン 2009

地元・神奈川県出身の久保谷健一が2位

この日2日目の第1ラウンドは、とにかくパットが決まった。4〜6メートルのチャンスパットは決して外さず、6番では10メートルのバーディパットもねじ込んだ。

本人いわく、「僕は、足を揃えてパットすることで知られている選手だけれど」。
これまでトップ10入り4回。たびたび優勝争いにも顔を見せ、好調の今季は見栄えを気にして「プロらしくないから」と、スタンスを広げてアドレスするようにしていたが、やはりしっくり来ずに、最近になってまた元に戻した。

しかしわずかな期間だったとはいえ、スタンスを広げていたときの感覚がすぐには抜けずに近頃はもたついていたが、この日の朝にひらめいたことを、「試してみたら良かった。カット気味に打っていたのをやめたら良くなった」と、単独2位は地元・神奈川で好スタートだ。

4人家族の大黒柱はいまは都内の目黒に家を持つが、それでもここ戸塚カントリー倶楽部は車で30分ほどで来られる。
それをいいことに昨年は、自宅通勤を決め込んだのが失敗した。

近所のレンタルショップで借りてきたDVDを夜中まで見てしまったり、「家だとくつろぎすぎてしまって・・・。かえって寝れない。それで翌朝、コースに行くのがめんどくさくなってしまって」。36位に終わった。

今年は反省から、仲間に合わせて横浜は、中華街にもほど近い関内に宿を取ったが、「家から通うほうが、よっぽど近くて」。
それで、奥さんに怪しまれてしまった。
ツアーきっての酒豪が「試合に集中するため」と言い訳しても、あまり説得力がない。
「どうして泊まらなくちゃいけないの、と何度も言われて・・・」。
そんな愛妻の疑いの目を振り切って出てきただけに、ここらで結果を残さないでは済まされない!?

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