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ブリヂストンオープン 2009

小田孔明は「小田・小田コンビで」

首位タイに踊り出たもうひとりの小田は、「何が良かったのか分からない。たまたまですよ」と、不思議そうにかしげたその首を、痛めたのは3週前。

「右の首から肩にかけてが痛くて」。
ずっと痛み止めを飲んでいるが、効かない。今朝は、スタート前にトレーナーに頼んで鍼を打ってもらったが、違和感だけは去らずに諦めた。

「もう適当に回ろうって」。

それでも、ツアーきっての飛ばし屋は今回、計測のドライビングディスタンスで2日間平均304ヤードと相変わらずの飛距離を記録し、しかも優勝争いに加わっている。
「なんでかなあ…。本当に分からない」と、再びかしげた首は、あまりの痛みに、今週は欠場も考えたという。

「でも、休むほどの選手じゃねえし」と思いとどまり、せめて痛みを考慮して、ラフに入ったら刻む。ピン位置が難しければ、手前を狙うと決めてラウンドしたが、「振ってないからか曲がらないし、どっか痛いほうが良いのかも」と、笑った。

先週の“快挙”も刺激になっている。

日本オープンで、ツアー初優勝をあげた同姓の小田龍一は、鹿児島県出身。そして、孔明は福岡県と、同じ九州勢として、研修生時代からしのぎを削った先輩でもある。

「龍一さんがやってくれましたからね! 目標は、いつか小田・小田コンビでワールドカップに出ることです」と、鼻息洗いのは孔明のほう。

その前に、小田姓の2週連続Vで決める?!

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