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SRIXONチャレンジ 2008

17番で散った河野晃一郎

勝利は目の前にあった。一時は首位に並ばれた野仲茂に1打差をつけて、8アンダーで17番ホール(189ヤード パー3)を迎えた。だが優勝を意識してガチガチだった。
前の16番ホールもチップインパーだった。それでもパーで切り抜けたことで、「今日はついている。いけるかも」と思った。
17番も13メートルに1オンした。だが緊張で手足の感覚がまったくなかった。最初のパットを2メートル半もショートしてしまった。さらに自分では「完璧だと思った」パーパットは、逆に1メートルもオーバーしてしまった。この時点で完全に感覚が麻痺していた。これでは返しのパットが入るはずもない。4パットのダブルボギー。6アンダーに後退。この時点で野仲は7アンダーですでにホールアウトしていた。あっという間に逆転されてしまった。
それでも最終18番では、グリーンカラーからではあったが5メートルのバーディチャンスだった。プレーオフの望みをかけたバーディパットは、カップの手前で切れた。

優勝を目前にして、わずか1ホールで逃してしまった心境は…。
「自分では正直ここまで出来るとは思っていなかった。優勝争いも出来たし、プレッシャーの中での経験は、次の自信につながる」とさばさばした表情だった。
2位に終わったが、賞金ランキングは30位から16位に浮上し、「これで最終戦までいける」とがけっぷちの男には、最低限の結果を残せた。彼にとっては貴重な経験だったのかもしれない。きっとこの悔しさが将来経験として活きてくることがあるはず。また来週がある。

*来週は、チャレンジ最終戦への出場(賞金ランキング30位まで)をかけた「トーシンチャレンジ」(9/25〜26 三重県トーシンレイクウッドGC)

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