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日本プロゴルフ選手権 2008

伊澤利光「連覇、狙います」

連覇を狙う伊澤と広田(右から)はこの日、一緒に練習ラウンドで互いの手の内を探る・・・!?
先の中日クラウンズでは最終日に棄権。前週のつるやオープンは、予選落ち。さらにさかのぼって開幕戦は43位タイ。

「そろそろ、活躍しないと忘れ去られちゃうからね。連覇をねらう」と、宣言した。

そんなディフェンディングチャンピオンのそばで「伊澤さんを阻止する」と、力強く言い切ったのが広田悟(=写真右)だ。

昨年の今大会。最終日は、伊澤と3打差の3位タイからスタートした広田は、初めから2位狙いだった。
一度は1打差まで迫ったものの、17番で伊澤がバーディを奪い、2打差の2位で迎えた18番も、やはり当初の目標に変わりはなかった。

一気に揺らいだのは、そのグリーン上だった。
伊澤が、奥からのアプローチで、「薄めに当てて転がそうとしたら、薄めにあたりすぎた」と、グリーンを大きくオーバーさせた。
さらに返しのアプローチも寄せきれず、3メートルのパーパットを外した。

この予想外の展開に、泡を食ったのが広田だった。
まさか伊澤がボギーにするとは思ってもみなかった上に、広田は奥から1.5メートルの絶好のバーディパットを残していたのだ。

入れれば、間違いなくプレーオフ。万一、伊澤がOK距離のボギーパットを外したら、プロ日本一のタイトルが転がりこむかもしれない・・・。
ふいに訪れたチャンスに、すっかり頭が真っ白になってしまった。

パッティングの前に、一度仕切りなおしたが、もはや冷静ではいられなかった。
結局、絶好のチャンスを外して思わずパターを天に振りかざした広田は、翌週の会場で伊澤に詰め寄ったものだ。

「伊澤さんがですねえ、余計なことをするからですねえ、あんなことになったんですよ! 大人しくパーで上がってくれておいたら良いものを・・・。ボギーなんか打つから、僕はすっかりテンパってしまったんですっ!!」。

まくしたてても後の祭りだった。

そんな昨年の悔しさは、ぜひ1年越しに晴らしたい。
今週、きゅうきょタッグを組むことになったのは、昨年大会でもやはり、広田のバッグを担いでくれた明神薫(あけかみかおる)さん。
「今年はリベンジです!」。
広田のかわりに、力強く言い切った。

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