Tournament article

フジサンケイクラシック 2008

岩田寛「何でこんな勝てないのか」

本人は「引きずってはいない」と言うが残念なのは、なんと言っても本戦の18番だ。1メートルもない短いバーディパット。
これを決めれば通算14アンダー。その時点で、他に2打差をつけて上がれる。

4月のつるやオープンでも、優勝を目前にしながら上がりの2ホールでまさかの連続ダブルボギーを叩いて負けている。
今度こそ、岩田の初優勝を確信した向きも多かっただろう。
しかしここでもまた、初勝利は岩田の手からこぼれ落ちた。

追いつかれ、プレーオフに破れた相手は東北福祉大のひとつ下の藤島だった。
藤島は第2打をバンカーに打ち込んだが、岩田もまたグリーンを捉えることができなかった。
バンカーからベタピンにつけてみせた藤島に対し、手前のラフからのアプローチは「上ってからもうちょっと行く」との計算が外れた。
ボギーで敗退。後輩に先を越された。

「何でこんな勝てないんですかね。反省していちから出直します」。
悔しさをにじませた。

関連記事