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The Championship by LEXUS 2008

武藤俊憲が狙うものは・・・

今季のトップ10入り7回目は、コカ・コーラ東海クラシックのツアー通算2勝目。しかしそのあと、一気にバイオリズムが落ち込んだ。
日本オープンを含め、難しいセッティングのコースが続いたせいだろうか。

体の疲れもそうだが、それよりも堪えたのが「脳ミソのストレス」。
思考回路が停止した。
ラウンド中も、ゲームプランを組み立てることすら出来ず、頭が考えることを放棄したまま次のショットに入ってしまう。
「打っちゃいけないところに打ってしまった・・・」と、後悔しても後の祭りだ。

2試合連続の予選落ちを喫し、思い切って休むことにしたのは先週のマイナビABCチャンピオンシップ。
ひとまずゴルフのことはいっさい忘れ、ひたすらトレーニングに打ち込んだ。
初日の好スタートに「その成果が出た」と喜んだ。

今季新規の今大会に賭けている。
優勝賞金4000万円ももちろん魅力だが、武藤の狙いは他にある。

「LEXUS IS F」。
優勝副賞の高級車だ。

無類の「レクサスファン」。
2006年のツアー初優勝(マンシングウェアオープンKSBカップ)の優勝賞金で、まっさきに購入したのももちろんレクサス。
「当時、出たばかりのGSです」。

移動が多い職業柄、特に長距離のドライブでその良さを実感するという。
洗車も「空き週に、もちろん自分で」というほど手塩にかけており、「キレになったなという充実感が、良い気分転換にもなる」という。

自慢の愛車はまだ4万キロと走行距離はそれほどでもないが「そろそろ新しいのに変えてもいいかな、と・・・」。
今季2勝目を機に新車が手に入れば言うことはない。

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