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キヤノンオープン 2008

2週連続Vを狙う、武藤俊憲

先週の優勝争いの最中に痛めた背中は、ひどくなるばかり。この日水曜日のプロアマ戦は、「2ホールで、帰りたくなったほど」。それでも、同伴のアマチュアのみなさんにはそんなそぶりは微塵もみせず、笑顔で耐えて18ホールを回りきった。

いざ本戦はどうなるか・・・。
懸念は残るが、今週は安心して身を任せられる人がいる。
先週はアメリカ出張で、残念ながら優勝シーンを見せられなかった小林宏平トレーナー(=写真上、右)が、最終日まで帯同してくれると約束してくれた。

献身的なケアで2週連続優勝をサポートしてくれるだろう。

頑張りたい理由もある。
今年、専属キャディの小田亨さん(=写真下、左)。
コカ・コーラ東海クラシックと日程が重なった先週の日本女子オープンでは、有村智恵プロのバッグを担ぐことが、年頭から決まっていた。

だから、たまたま手が空いていたプロキャディの串田雅実さんとバトンタッチ。
よりによって、その週に武藤はツアー2勝目を飾ったが、あくまでも今年のエースは小田さんだ。

それまで、今季トップ10入り6回。毎週のようにV争いが出来たのも、小田さんのサポートがあったからこそ。
「その下地があっての先週の優勝でしたから。次は、絶対に小田さんに優勝をプレゼントしたい。それが今週なら最高ですよね」。
恩人に、2週連続Vを誓った。

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