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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2008

今週、全英オープン日本予選最終戦

5月の日本プロゴルフ選手権からスタートした全英オープン日本予選は次回、6月19日から兵庫県のよみうりゴルフ ウエストコースで始まる「〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック」でいよいよ最終戦を迎える。

同予選ランク上位2人と、同大会の上位4人に7月17日から英ロイヤル・バークデールで行われる全英オープンの出場権が与えられるが現在、予選ランク1,2の片山晋呉と谷原秀人はほかの権利で、すでに有資格者。

予選ランク3位につけるタイのプラヤド・マークセン(=写真上)は、これまでのランク対象3試合で2389万6442円を稼いでいるから、たとえば次回の最終戦でまだ資格のない選手が5位タイにつけても、金額で抜かれることはない。

ゆえに、マークセンの全英切符はすでに確定。99年のカーヌスティ(予選落ち)以来の出場権を手に入れた。

そして、次の権利者だがランク4位のW・リャンもまた有資格者だ。
よって、現在実質のランク2位は甲斐慎太郎(=同下)だが、こちらはまだ当確とはいえない。
対象試合での獲得賞金1258万966円は、次点の高山忠洋とは269万2633円差で、抜かれる要素が十分にあるからだ。

「今年ダメならゴルフは諦める」と、それほどの覚悟で今シーズンを迎えた甲斐は、先月のパインバレー北京オープンで単独2位につけて大躍進。

昨年3月に結婚した妻・智香さんが、9月に待望の第一子を出産予定であることも発奮材料となった。
さらに先週の三菱ダイヤモンドカップでは最終18番で、イーグルトライのアプローチがカップのわずか数センチ手前で止まるという悔しさを味わったものの、今季2度目の単独2位に大きく道が開けてきた。

さらにオープンウィークの先々週には、アジアンツアーの「バンコックエアウェイオープン」に挑戦。
そこでまたまた単独2位につけて、まさに絶好調の波に乗る。
「試合に出られるなら世界中、どこへでも行きたい」という甲斐にとって、今にも手が届きそうな初のメジャー切符を、みすみす逃したくはない。

全英オープン日本予選について
「日本プロゴルフ選手権」から6月の「〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック」(兵庫県・よみうりゴルフ ウエストコース)までが対象で、今年は計4試合の獲得賞金を合わせた“全英オープン日本予選ランキング”の上位2人と、最終戦の「〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック」の上位4人に、7月17日からロイヤルバークデールで行われる全英オープンの出場権が与えられる。
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