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コカ・コーラ東海クラシック 2008

永久シードをねらう片山晋呉が

初出場の97年に50位タイで終ったほかは、過去9回すべてベスト10入り。うちベスト5は実に7回。
相性抜群のここ三好で、今年も優勝争いに加わった。

しかも、今回は永久シードのツアー通算25勝目という偉業がかかる片山は、最終日を前に首位の1打差の3位につけて、「今年は死ぬ気で勝ってやろうと思います」。

5月の日本プロで今季1勝をあげたあと、足踏みを続けているうちに、自分より若い選手たちが次々と勝ち星をあげた。

6月に2試合連続Vを達成したプラヤド・マークセンと、ジーブ・ミルカ・シンの外国人勢をのぞいてすべて30代前半、もしくは20代のチャンピオンだ。

「へえ・・・、そうなんだ。僕もそろそろベテランの域なんだね」と一応は目を丸くしてみせたものの、でも僕が20代でやったことに比べたら、みんなまだまだですけどね」と、プライドもちらり。

打倒・片山をはっきりと口にする後輩もいるが「僕は1年トータルしてどうかということを見る。1回、2回勝っただけじゃあねえ・・・」。

片山が、本気で相手にできる若手はまだ出てきていない。
昨年こそ賞金王の座を谷口徹に譲ったが、依然として群を抜き、片山が男子ツアーを代表するトッププレーヤーの一人であることは間違いない。
「明日は、これまでやってきたプライドと技術で勝負する」。
今度こそ、難コースを初制覇で格の違いを見せつける。

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