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シンクスNovilカップ 2007

誰よりも報告したいのは大先輩中嶋常幸

ボードを前にガッツポーズ
「家族より誰よりこの優勝を報告したい相手はお世話になった中嶋さんです」と表彰式後、兼本は感慨深く一年を振り返りながら話す。

昨年、兼本は99年から7年間保持してきた賞金シードを失い、ファイナルクォリファイングを受け、出場優先資格29位を獲得し今年はチャレンジトーナメントに出場。

昨シーズンから調子が悪く迷走してきた兼本へ、ずっとアドバイスを送りサポートしてきた、その人物こそベテラン中嶋常幸だ。

きっかけは昨年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」の時。そこで中嶋から様々なアドバイスとレッスンを受けた。続く「ダンロップフェニックス」では一緒にラウンドし、トーナメントでのコンディションの合わせ方を伝授された。

兼本は「色々なことを教えてもらって、そのおかげで予選会も上位になることが出来ました。本当に感謝しています」と中嶋への感謝の気持ちを語る。

最終日、兼本は一時は11アンダーまでスコアを伸ばしていたが、17番で痛恨のボギー。
「クラブの選択ミスです。ああいうところでしのげるようになったら、もっと強くなれる!」と力強く語る兼本からは、この優勝で得た自信と今まで以上の更なる飛躍が感じられる。

兼本はこの優勝により「コカ・コーラ東海クラシック」と「カシオワールドオープン」(主催者推薦)への出場権を獲得。「ツアーで一勝を目指して頑張りたい」との言葉通り、来週の「コカ・コーラ東海クラシック」へ今週得た確かな手ごたえと共に挑む。
  • 表彰式でのスピーチ
  • 表彰式後べストアマを受賞した片岡君と

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