Tournament article

日本プロゴルフ選手権 2007

室田淳「年のことなんか、考えてない!」

プロ日本一を決める今大会には、良い思い出がない。初出場の85年から20回出場して、92年の7位が最高だ。毎年、開催コースが変わるだけに「新設コースに弱いのか、呪われてるか・・・。良いスコアを出した記憶が一度もない」。
それだけに「この大会では、自分に期待できなくて」と、苦笑しながら初日4アンダーの好発進だ。

本土よりも5℃は高い気温に「バテちゃった」と言いながら、1番でピン左奥1メートルのバーディパットを沈めて波に乗った。
「出だしに良いバーディパットが取れたし、ティショットも安定していて流れが良かった」。
首位タイスタートに、がぜん期待も高まってくる。

好材料がある。
今年の開催コースの沖縄県・喜瀬カントリークラブでは、日本のゴルフ場で初という「シーショアパスパラム」という洋芝が採用された。
クセのある芝質に、特にグリーン上で選手たちを悩ませているが、室田はすでに「経験済み」だった。

今年1月に出場した米シニアのチャンピオンズツアーのタートルベイチャンピオンシップ。
その開催コースが「今週の芝と一緒だった」と、室田は言うのだ。

慣れている分、断然有利。
今年、52歳を迎えるが、「年のことなんか考えてない」。
室田にとって、あくまでもこのレギュラーツアーが“主戦場”だ。
初のメジャータイトルで、その若々しさを存分にアピールしたい。

    関連記事