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正岡竜二「人気、出ますかね?!」

今季ファイナルQTランク8位の資格でツアー本格参戦。開幕戦から、慣れない環境に緊張しぱなしだった。それは特にグリーン上で顕著に出た。

パットの不振で、思うような結果が残せない。
「真っ直ぐにストロークができない」。
そんな正岡の悩みを解消してくれたのは、大学の2つ後輩。
4月の女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」でツアー初優勝をあげた佐伯三貴(さいきみき)プロ。

今年1月1日のプロ転向後112日の優勝は、史上最速を記録した東北福祉大4年の現役女子大生プロは、パット巧者だ。
「ツアーで勝つということは男子でも女子でも凄いこと。上手い人なら、たとえ年下でも学びたい」と貪欲に、やはり地元・関西で行われた2週前のサントリーレディスにも駆けつけた。
パッティンググリーンで特殊なレールを敷いて、繰り返しストロークを続けていた後輩に練習法を伝授されて開眼。
この日初日の4アンダーに「あの子が、教えてくれたとおりだった」と喜んだ。

1983年5月21日生まれの24歳が、ゴルフを始めたのは10歳のとき。
父・豊英さんに練習場に連れられて行ったのが、きっかけだった。
同じ沖縄県出身の宮里優作の3つ後輩にあたり、中学時代は宮里の父・優さんに指導を受けていたことも。

2004年の九州アマで優勝するなど徐々に頭角をあらわして昨年プロ転向。
マンデートーナメントを突破してデビューを飾った昨年の今大会(マンダムルシードよみうりオープン)は、23位とまずまずの一歩を踏み出したゲンの良い試合だ。
そして今年もまた初日の好スコアに「やっぱりね」と、相性のよさを確信した様子。

目鼻立ちのはっきりした顔は、歌手のISSAさんに似ていなくもない。
本人もその気になって「人気出ますかね!?」と、無邪気に言ったシリからたちまち自身を戒めた。
「…いやいや、それも成績次第。頑張りますっ!」。

楽しみなルーキーが出てきた。

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