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サン・クロレラ クラシック 2007

暫定10位の松村道央「北海道とは、縁もゆかりもないけれど・・・」

これがデビュー2戦目という選手が踏ん張っている。通算1アンダーで暫定10位タイにつけた松村道央だ。2005年、日大最後の年に「日本学生ゴルフ王座決定戦」を制したあと、翌年にプロ転向。

学生時代に続く、2度目の挑戦となった昨年のQTで初めて最終ステージを突破してランク55位につけ、最初の出番が回ってきたのは2週前の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」だった。

デビュー戦で初の予選通過を果たし、69位につけた。
折りしも、出場優先順位の第1回リランキングにあたる大会で賞金を稼いだことで、今週も運よく出場権が下りてきた。

初戦から2試合連続の予選通過。
「・・・しかも今度はこんなに上位だし」と、目を丸くしたのはほかでもない本人だ。

「みちお」と読むが、音読みすると「どうおう」。
だから「北海道出身なの?」とよく聞かれるが、埼玉県出身だ。

だから、寒冷地特有の洋芝は慣れないし苦手だが、2試合連続の道内での大会で思うところがあった。
「前回の試合を参考にクラブを調整し、打ち方のフィーリングも変えてみた。それが今週、うまくいっている」。
適応の速さもまた才能のひとつだろう。

「北海道とは、縁もゆかりもないけれど、名前にちなんで頑張ってみます!」。
楽しみなルーキーが出てきた。

松村道央まつむらみちお
1983年7月22日生まれ。埼玉県出身。父親の影響で10歳からゴルフを始める。中学、高校と栃木の佐野日大ゴルフ部で活躍。名門・日大に進み、4年時の2005年に日本学生ゴルフ王座決定戦を制した。
2006年にプロ転向。学生時代から2度目のQT挑戦でみごとファイナルに進出し、ランクは55位。
その資格で参戦した先の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」でデビュー戦を飾り、初の決勝進出。69位に入り、リランキング順位を49位にあげて、今週の出場権をもぎとった。
身長172センチ、体重62キロ。得意クラブはドライバー。趣味は野球とスキー。

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