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UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ 2007

最終日も子供たちが大活躍恒例のキッズエスコート

沖縄県名護市立大北小4年の比嘉辰徳くんは、選手とチームメイトと一緒に1番ティにズラリと並び、記念撮影を終えるなりさっそくポケットから取り出した。
小さな手のひらでボールを握り締め、思わず、含み笑いがこぼれ出た。

「もらっちゃった・・・」。

スタッフのティグラウンドの袖に下がるようにとの指示にもしばらく気付かない。
しばらくその姿勢のまま、陶然と立ち尽くした。

この日最終日の“キッズエスコート”は、大会3日目にここ宍戸ヒルズカントリークラブの東コースで行われたスナッグゴルフの全国大会「第5回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ」に出場したキッズたちが、1番ティでプロと一緒に手をつないで入場する大会恒例のスタートセレモニー。

このとき、スナッグゴルフの優勝と2位の小学校が、その日もっとも良い成績でティオフする最終組の選手を受け持つことができる。

中でも単独首位でスタートする片山晋呉と、手をつないで歩くという特権を得たのが、前日26ストローク(青コース)のベストスコアをマークして、チーム2位に貢献した比嘉くんだった。

手をつないだ瞬間は、感動で胸が一杯になった。
間近で見る賞金王は、なんて「カッコ良いんだろう・・・」。
そればかりか「はい、あげる」と言って、そっとボールを手渡してくれた。
あまりの嬉しさについ、あとからあとから、思い出し笑いがこぼれてきた。

比嘉くんがスナッグゴルフを始めたのは小3のとき。
わずか1年でチームを引っ張るまでに成長した比嘉くんはこの日賞金王のオーラに触れて、「僕も絶対にプロゴルファーになる!」と、夢を新たにしていた。

※最終日に実施した“キッズエスコート”は、全国20の小学校が参加した3日目の第5回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会に参加した子供たちが、選手と手をつないで1番ティに入場するセレモニーでした。
そのほかにも今大会では高校生以下の入場を無料としたり、「第3回小学生ゴルフセミナー」や、「第2回小学生ゴルフ体験会」を開くなど、大会4日間が子供たちの人生の1ページにおいて良き思い出となるようにと、さまざまなイベントを行ってまいりました。
UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズは、これからも子供たちの夢を応援します。



  • 「今日はすっごく楽しかった!」選手と一緒にチームメイトみんなで1番ティに上がった感動と喜びを語り合う(真ん中でボールを持っているのが比嘉くん)

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