Tournament article

ダンロップフェニックストーナメント 2007

ルーク・ドナルドは3位タイに「今回は僕が勝つ運命じゃなかった」

これが初めての日本ツアー。一度は、初タイトルに手をかけた。6番パー3。バンカー目玉につかまったリーダーを横目にぴたりとチャンスにつけて、首位タイに並んだ。しかし、すぐに自らそれを手放した。
8番で、残り158ヤードの第2打をグリーン奥に打ち込んでダブルボギーだ。

「これで一気にモチベーションが下がってしまった」と振り返る。後半は再び挽回できそうな気配もなく、「途中まで、とても良いゴルフができていただけにダブルボギーが残念」と、同郷のライバルに勝利を譲って悔しがった。

「このコースはしっかりとメンテナンスがされていて、とてもプレーがしやすかった。さまざまな国のプレーヤーとのラウンドも非常に楽しかったし、ぜひはじめての日本で勝ちたかったけど・・・。今回は、僕が勝つ運命じゃなかったってことなんだね」と、ルーク。

「今回の経験を糧に、次回の試合も頑張ります。また、日本に帰ってきます」と約束して宮崎を後にした。

ルーク・ドナルド
1977年12月7日生まれの29歳、イングランド出身。ノースウェスタン大学で99年から3年間、オールアメリカンの一軍で活躍したあと、2001年夏にプロ入り。年末のQスクールを23位で通過して翌年の出場権を獲得すると、デビュー戦のソニーオープンで13位に入る好調な滑り出し。
そして転向から1年足らずの同年11月、サザンファームクラシックでツアー初優勝。
以後米ツアー2勝、欧州ツアー2勝。またポール・ケーシーと組んだ2004年のワールドカップで母国に優勝を持ち帰るなど、デビュー当時からキャディをつとめてきた6つ上の兄・クリスチャンさんとのコンビネーションも抜群に、順調にキャリアを重ねている。
また、趣味の絵もその出来栄えは相当なもので、以前米ツアーのオークションで作品を出品したときは、1640ドル(約18万円)で落札されたそうだ。身長175センチ、体重73キロ。

関連記事