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コカ・コーラ東海クラシック 2007

片山晋呉「あとは結果を出すばかりの状態です」

この日の気温は30度近く。夏に逆戻りしたような猛暑に「この汗見てよ。風呂に入ってきたみたい」と、一応はうんざりした顔。しかし、ずぶ濡れのポロシャツをパタパタとあおぐ片山のしぐさには、どこか充実感が漂っていた。

大会初日のフロント9で4オーバー。そのとき頭をよぎったことは、「今週末はF1を見に行こうかな・・・」。
一時は、予選落ちも覚悟しながら2日目を終わってみれば首位と3打差の8位タイはやはり賞金王の貫禄だ。

今季、開幕直前に掲げたスイングの課題は20項目以上。
「やることが一杯で・・・」。そのために、3年連続賞金王についた昨年にくらべて今年は勢いがない、と言わざるをえない。

しかし、それも常に世界舞台を見据えているからこそ。
多少時間はかかっても、いまやるべきことを絶対に後回しにしない。
それこそ賞金王が、年々進化を続ける秘訣だ。

地道に取り組む中で、次第にやるべき課題が絞られてきた。
「夏までには10個になり、夏が終わるころには5個になり・・・」。
少しずつ減らしていって、今週はいよいよ1個。
「今年は、ちょっとのんびりしちゃったけどね、ご安心ください。あとは、課題をまとめて結果を出すばかりの状態です」と、ニヤリと笑った。

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