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ANAオープン 2007

ドライビングディスタンス賞受賞の小山内護が後半怒涛の・・・

ここ輪厚の12番、17番で計測されたドライビングディスタンスで4日間平均301.75ヤードを記録して、全日空ホテル提供の賞金50万円を受賞した小山内はこの日、プレーでも魅せた。

インスタートのいわゆる“裏街道”からのラウンドは、後半のハーフで怒涛の29。
1番で2メートルのバーディチャンスを決めると「止まらなくなっちゃった」。
6連続バーディの極めつけは、7番パー4のチップインイーグルだった。

6番アイアンで打った残り162ヤードの第2打は、強烈なバックスピンでカップイン。

これにがぜん、色めきたった。
次の8番もバーディなら、ツアー史上例を見ない8連続。また、ハーフ27は9ホールのツアー最小スコア記録を更新。
しかし本人は知る由もなく、ただ自己ベストの29を更新することだけが頭にあった。

8番パー3でグリーンを外したが「あ〜やっちゃた」とお気楽に、最終9番も第2打をバンカーに打ち込んで、2パットのパーに終わった。
あとで記録のことを伝え聞き「失敗したなあ。知ってたら、もっと頑張ったのに!」と悔しがったが、この快進撃で「リベンジ成功!」と、喜んだ。

実は前日3日目に、やはりアウトの9ホールで7オーバーの43を打っていた。
53位タイに沈んで「昨日はシュンとして、帰ったんだよ」と打ち明けた。
「でも、今日は昨日の分も取り返せたから気分いい!」と、笑いが止まらかった。

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