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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2007

杉並学院高3年の薗田峻輔くんは26位タイ

先週、史上最年少優勝を飾った石川遼くんの2つ先輩ということで、大いに注目を浴びてのスタート。しかし、大勢のギャラリーと、数台のテレビカメラを引き連れても「緊張はしなかった。むしろ良いショットをすると、沸いてくれるし刺激になった」と、いうから頼もしい。

今週月曜日に行われたマンデートーナメントを突破して、初出場を果たしたツアーは「アマチュアの大会とは違う。プロの試合って気持ち良い!」と、薗田くん。

それだけになお、良いところを見せたい気持ちは満々だった。
最終9番。残り128ヤードの第2打は、52°のウェッジでピン奥1.5メートル。
これを決めたら、大いに盛り上がることだろう。

集中してラインを読んだが、「まったく違う方に行ってしまいまして・・・」。
さらに、返しのOK距離も外して3パットのボギーに終わった。
結局3オーバーに「最後はもったいないことをしました」と悔しがったが、26位タイはけして悲観するスタートではない。

しかも、前日水曜日に「遼には負けないし、負けたくない」と言っていたドライビングディスタンスも計測ホールの10番、17番で平均299ヤードを記録してランク3位タイ。スコアはダブルボギーとしてしまったが、17番パー4では314ヤードを飛ばして飛距離でもきっちり魅せた。

翌2日目は引き続き「まずは予選通過を目標に戦う」ことになるが、この日同じ組で回った横田真一には「盛り返して優勝してよ」と、エールを受けている。

「・・・これから、頑張ります」と、なかば苦笑しながら答えた薗田くんだったが、横田もまんざら冗談で言ったのではないようだ。
「僕と違って、スケールの大きなゴルフをする選手。川岸さんタイプのね」。
“元祖・怪物”を引き合いに出して、堂々とした薗田くんのプレーっぷりを誉め称えたのだ。

難攻不落のここ大洗は、若さにモノを言わせて伸ばせるコースではない。
それだけに、「今日は経験の差を見せ付けてやろうと思ったけれど・・・」。
6オーバー82位タイで、高校生に大きく水をあけられてうなだれた横田。
2日目も同組ラウンドで、ぜひとも面目躍如といきたい。

  • 最終9番で3パットのボギーとした薗田くん。それでも同組の横田(右)に「優勝してよ」と・・・。

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