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東京ドームカップ 2006

チャレンジ賞金ランキング4位 「森田徹」

無冠ながら賞金ランキング4位を確定させた森田徹
森田徹は最終戦の東京ドームカップでも初優勝の夢は果たせなかったが、チャレンジ賞金ランキングで5位だった中田慶史郎を逆転する形で4位を確定させ、来季は夢のツアー出場を果たすことになる。

また、課題であった最終日に自滅する展開も、この最終戦では克服できたと言って良いだろう。
今季、最終日最終組でのラウンドを経験した、PGMシリーズ・CCザ・レイクスチャレンジとカニトップ杯チャレンジIIで共に最終日に伸ばせず自滅し、「精神的に弱い」と自らを厳しく評していたが、この大会では最終日にも攻めるゴルフでスコアを伸ばすことができ、賞金ランキング5位以内を目指した大切な試合で、2位タイという好結果を残すことができた。
また、最終日の前夜には、千葉県の成田高校で3年間担任だった恩師から、「失うものはないから行け」と電話での激励を受け、前向きにプレーすることができた。

相手を気遣い優しい心を持つ森田は、自身で分析するように「精神的に弱い」という一面を常に大切な場面で引きずってきた。
「ファイナルQTが苦手」という森田は、翌年のツアー出場優先順位を決めるためのクォリファイングトーナメントで上位に入ることが難しかった。優勝の可能性があったチャレンジでも、常にあと一歩で届かなかった。勝てないことについても森田は、「勝てないのは何かある。精神面」と分析。

しかし、最終戦の東京ドームカップでは、賞金ランキング5位以内に入れなくても、ファイナルQTへの出場権は確定していたため、「ファイナルQTが2回あると思ってやった」と、その安心を後ろ盾に持ち前の攻撃ゴルフで前向きにプレーし、この部分でも心の成長が伺えた。

森田は今年から、6才の息子と一緒に始めた少林寺拳法による、体力、柔軟、集中、精神の鍛錬というユニークなトレーニングから、「マイナス思考にならない」ことを学んだ。
また、トレーニングを兼ねて、トーナメント転戦で一緒に居てあげられない親子の絆も大切にする。
この少林寺拳法での精神鍛錬が、平均ストローク2位、バーディ率2位、そしてベスト10に7回という成績に繋がったようだ。

「1年間疲れた。賞金ランキング5位以内は取れると思っていなかった」と率直に話す森田は、来季は夢だったツアーに出場する。

「ご褒美をもらった」と無冠ながら実力で勝ち取った来季のツアー出場権。来年プロ入り10年目となる森田は、「ツアーに行って暴れたい。来年は良いプレーを見せて男子ツアーに話題を作りたい」と抱負を語る。

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