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UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ 2006

ツアーNO.1プレーヤー決定戦UBSツアー選手権宍戸ヒルズ

Photo by UBS
昨年の賞金王。そして、今年もランクトップを驀進する片山晋呉が、タイトル奪取に意欲を見せた。このツアープレーヤーNO.1決定戦でもし勝てば、現時点で日本と名のつく大会をすべて制した初のプレーヤーとなる。
「なんとか、勝ちたいですね」と、色気をみせたものの最大の難点がある。
ここ宍戸ヒルズカントリークラブは、あまり好きなコースではないことだ。

落としどころの狭いフェアウェー、深いラフ。
「・・・しかも、わずか10センチ外しただけですごく深いから」。
思うような成績が残せたためしがないのだ。

それでも毎年、相当の意気込みを持って会場入りしている。
昨年は、気合を入れて月曜日から練習しに来た。一昨年は、開催の何ヶ月も前から下見もした。
「・・・でもここは僕の場合、やればやるほど分からなくなるコースだから。逆に、それで失敗してきたのかもしれない」。

だから今年は、あえて練習しない作戦。
全米オープンのあと、久しぶりにクラブを握ったのが前日火曜日のプロアマ戦だった。
ラウンドはこの1日だけにとどめ、この日水曜日は打撃練習とパッティングだけにした。
「あとは、感じるままにやってみよう、と思ってね」と片山。

今年は7ホールで改良が加えられ、総ヤーデージは全体で32ヤード延びて7179ヤード。
渡米前に痛めた右ひざは完治していない。
患部は「テービングでグルグル巻き」。かばうあまり、他の箇所にも痛みが出ている。さらにタフな戦いになることは必至だが、賞金王の闘志は萎えていない。

写真=今年から大会とタイトルスポンサー契約を結んだ世界有数の金融機関・UBSの看板の前で、屈伸運動する片山。

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