Tournament article

UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ 2006

ウィンドスティックチームが宍戸ヒルズで大活躍!!

お茶の間のみなさんに、選手たちがコースで今まさに感じている風を、お届けしているのはこの3人。
筑波大学の山口弘人さんと、明治大学の髙橋唯之さん、高松恒太さん(=写真上、左から)。
いずれも、体育会ゴルフ部やゴルフサークルで活躍している4年生だ。

以前はマーカーやキャディ、キャリングボードなどで今大会に協力してくれていた3人だが、今年は初めてユニシスのウィンドスティックチームに抜擢された。

『ウィンドスティック』とはその名のごとく、風向・風速計が取り付けられた棒のことを指し、そのスティックを持ったスタッフが、選手とともに移動しながら、その場の風向きや強さを計測していく。
その係を3人が担当している。

山口さん、髙橋さん、高松さんがそれぞれ組についてティショット、セカンド地点の間近にウィンドスティックを運んで、その瞬間の風を計測。
このデータがワイヤレスにより、テレビ中継センターの屋根に取り付けられた無線アンテナに送られ、ビジュアル化して、テレビ画面の片隅に表示されるというしくみだ。

このウィンドスティックは、そのときリアルタイムに吹く風を視聴者のみなさんにお届けする、というのが最大の目的だ。
当然、よりプレー中の選手のそばに寄って計測することが望まれる。
だが、邪魔になったり、ショットの視界に入ったりしてもいけない。
3人が、極度に緊張する瞬間である。

同時に、優越感もある。
「プロの選手が、すぐ目の前で見られること」(山口さん)。
「ギャラリーには入れないロープの中、しかも、フェアウェーの真ん中に立てる気持ちよさ」(髙橋さん)。
「たまにテレビに映れたり・・・?!」(高松さん)。

実際に、今年も放送中にプレイバックとして繰り返し放送された昨年の優勝シーン。最終日、ディフェンディングチャンピオンの細川和彦が、18番のセカンドショットを打つたかわらで、少しボヤけた前回のウィンドスティックチームの姿がしっかりとブラウン管に映し出されていた。

・・・今年も、ユニシスのウィンドスティックが、宍戸の森で大活躍です。

  • この日3日目は、最終組を担当した髙橋さん。谷口徹のセカンドショット時の風を計測中!

関連記事