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ダンロップフェニックストーナメント 2006

タイガー・ウッズ、史上2人目の3連覇を視野に

父・アール氏亡きあと悲しみを乗り越えて、全英オープンで見せた涙の優勝シーンは世界中の人々の心を打った。

そのあとビュイック・オープン、全米プロ、WGCブリヂストンインビテーショナルに続けて勝ち、さらに9月にはドイツ銀行選手権で優勝。
ライダーカップをはさんで10月にはWGCアメリカンエキスプレス選手権を制し、米ツアーで6試合連続優勝という快挙を達成している。

これは米ツアー歴代2位タイとなる記録。
自身も過去に一度記録しているが前回は、年をまたいでの記録だった。さらに今回は、その中にメジャータイトルが2つということを考慮しても、いまのウッズがより高い次元にいることは想像に難くない。

また、8月のビュイック・オープンでは米ツアー50勝。30歳と7ヶ月での達成は、帝王ジャック・ニクラウスの記録を2年縮める記録となった。
そして、現在通算54勝は歴代5位。
今年メジャー通算12勝目は、名手ウォルター・ヘーゲンの11勝を一気に抜き去り、ジャック・ニクラウスの18勝に次ぐ歴代2位につけている。

今季は、欧州ツアー1勝を合わせて9勝。年度別の勝利数では、最強と言われた2000年に並ぶ。

スランプ説がささやかれたのは2004年だった。
しかしその年末、このダンロップフェニックスでの優勝をきっかけに、復活劇は始まった。
途中、足を痛めながら横尾要とのプレーオフに打ち勝って、改めて強さを見せつけたのは昨年大会。

そして今年、ジャンボ尾崎(1994-1996)に次いで大会史上2人目となる3連覇の偉業をかけて、ウッズが宮崎に戻ってくる。

住友ゴム工業フェニックス・シーガイア・リゾート毎日放送主催の第33回ダンロップフェニックストーナメントは、今年も宮崎県フェニックス・シーガイア・リゾートにあるフェニックスカントリークラブで16日(木)に開幕します。

優勝賞金は国内最高の総額2億円。優勝賞金は4000万円。
3年連続のウッズ来日に沸く、まさに国内随一のビッグイベント。今週は、宮崎で繰り広げられる熱戦をお楽しみください。

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