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ダンロップフェニックストーナメント 2006

タイガー・ウッズ「何があっても受け止めて、前に進むしかない」

フロントナインで「2つの事件」。まずは435ヤードの2番パー4だ。「良いティショットが打てたと思ったのだけれど…」。ボールは、フェアウェー左サイドにある松の木の根元。
グリーンが狙えず、第2打は8番アイアンの左打ちの姿勢で出しただけ。
3打目にグリーンを捉えたが、5メートルのパーパットが決められなかった。

2つ目は7番。483ヤードのパー4だ。
奥に打ち込んだ第2打はバンカー目玉。
やはりグリーンが狙えずに、ピンを背にしてひとまず後ろに出すしかなかった。
痛恨の、ダブルボギーを打った。

「今日はいろんなことがあって…。タフな1日」。

この日は土砂降りの雨。
毎ショット打ち終わるなり、キャディのスティーブさんが抜かりなく傘を差し掛ける。
濡れたクラブを丹念に拭く。
気温も冷え込み、ポケットに突っ込んで手を温めたり、何度もグローブを替えてスリップを防ぐなど再三の注意を払っても、「今日はパーセーブするのが大変なコンディション」。

百戦錬磨のウッズさえも苦難を強いられた1日だった。
最終18番では、ちょうどインパクトの瞬間にギャラリーの声。
大きく右に曲げた。
木の根元に打ち込んだが「まあ、そういう事もあると受け止めて、ゴルフは前に進むしかない」と、静かに微笑んだウッズ。

そこから脱出した残り247ヤードの第3打はピン奥6メートル。
一時は欧州ツアー賞金王のハリントンに3打のリードを許したが、これを沈めてもういちど首位に並んだ。
「最後にはオールスクエアに出来て。上手くまとめられたかな」。
大会史上2人目となる3連覇にむけて、今年も“指定席”に居座った。

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