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コカ・コーラ東海クラシック 2006

中川勝弥「“お父さん”がしっかりしないと!」

毎年、瀬戸際を味わっている。シーズン終盤はいつも、シード権争いの渦中にいて、最終戦でどうにか次年度につなぐパターン。
そんな綱渡りの生活を、今年こそ抜け出そうと思っていたのに。

「・・・また、自分で苦しい目にしてますね」と、苦笑い。
現在賞金ランク85位で、今年も火の車だ。

今年の三好は、200ミリ以上に成長した深いラフにどの選手も悲鳴を上げているが、「僕は、耐えるほうが好きだから」と、何食わぬ顔。
今週のように「イーブンパーで回れれば、上出来」という難コースでこそ好機をつかんで、一気に遅れを取り戻したい。

グズグズしていられない理由がもうひとつある。
昨年までキャディとして支えてくれた妻・めぐみさんが今年12月に出産を控えている。
妊娠が分かってからも、身重のお腹を抱えて毎週会場に来て、毎日18ホールついて歩いてくれるが、それもそろそろ限界になってきた。

「おそらく、彼女が会場に来てくれるのも今週が最後になりそうなんですよ」。
それだけに、「お父さんがしっかりしないとね!」と、自らにゲキを入れた中川。
できれば今週のうちに妻の目の前で、きっちりと来季の出場権を確保しておきたいところだ。

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