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Novilカップ 2008

中川勝弥が単独2位に浮上 「自分のゴルフをすれば、結果は必ずついてくる」

出だしの1番。30ヤードはあろうカラーからの4打目をチップイン。
バーディスタートで気を良くしたのか、ハーフターンした直後。

10番ではピン横1メートルにつけ難なくバーディ。ロングホールの11番は、カラーから7メートルのロングパットも沈める。これを決めれば、12番もピンから2メートルにピッタリつけ、3連続バーディを取った。

極めつけは、16番。イーグルトライは、グリーンの下の段12〜13メートルからの難しい距離。しかも、微妙なのぼりのスライスライン。「自分でも外したか」と思うほど、強めに打ったパッティングは、図ったかのようなジャストタッチ。
ここでイーグルとし、一気に首位と1打差の単独2位とした。

今季はここまで揮わず、ツアーでは予選通過がゼロ。チャレンジもここまで優勝争いに絡んでいなかった。
昨日、今日と出した60台のスコアは、今季初。
「アンダーはあっても、1アンダーぐらいまでばっかり」と首を横に振った。
「はっきり言って調子はひどい。頭の中が整理できずに…」。

マイナスイメージが膨らみ、ピンチのケースでもプラスに考えられない。ラウンドを少しずつ重ねるしかないものの、時間もそう長くはない。

今季はQTランキング31位の資格で参戦しているが、開幕戦の「東建ホームメイトカップ』から『UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ』までで行われる第1回リランキング。
未だに対象賞金がないだけに、中川は夏場からのツアーへの出場機会も心配する。

しかし、そんな落ち込みも先週までの話。
「今週からなぜか一からやり直そうと決めたんです」。

気持ちにメリハリができた分、変に構えなくなった。
「自分のゴルフをすれば、結果は必ずついてくる」。
そう信じた矢先のビッグスコア。

明日は雨で悪天候が心配されるが、優勝を信じてプレーする。

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