Tournament article

日本オープンゴルフ選手権競技 2006

AONが帰ってきた!

昨年、廣野で行われた70回大会で、予選2日間を同じ組でプレー。大いに大会を沸かせたAONが、再びこの舞台に帰ってくる。

青木功(=写真上)と尾崎将司(=同中、右)、中嶋常幸(=同下)が霞ヶ関カンツリー倶楽部でそろい踏みだ。

今年、持病の坐骨神経痛に苦しんで、このオフにも手術することを決めたと明かした尾崎将司。
この日、精力的に練習をこなした59歳の前に現れたのは、先週ツアー初優勝をあげた女子プロの諸見里しのぶ選手(=同中、左)だった。

ジャンボや片山ら、男子プロのスイング写真を常にバッグに入れて研究を重ねているそうで、「勝てたのは皆さんのおかげです」と、わざわざ会場の霞ヶ関カンツリー倶楽部に挨拶回りに足を伸ばしたのだ。

そんな20歳の謙虚な姿勢に、ジャンボも思わず目じりを下げた。
緊張しきりの諸見里選手と、気軽に記念撮影に応じる余裕ぶりだ。

52歳の中嶋は、2週前の日本プロシニアで8個目の「日本」と名のつくタイトル(※)を手に入れて、「経験があるからこそ強い、というところをレギュラーでも見せてあげたい」と、コメントしている。

この日本オープンでは2度(85・86年、90・91年)の連覇の経験もある。

この日、会見を行った日本ゴルフ協会の川田太三・競技副委員長は「飛ばして、真ん中に置いていればいい・・・というコースではない。ピン位置によっては、勇気を持ってポイントに打っていかなければならないホールがたくさんある。今週は、経験豊富なシニアにも十分にチャンスがある」と、言っている。

AONの活躍にも注目が集まりそうだ。

※72年に全日本パブリック選手権を制した中嶋はその後、73年に日本アマ、77年、83年、84年に日本プロ、85年、86年、90年、91年の日本オープン、82年、93年の日本シリーズ、83年、86年、92年の日本プロマッチ、05年には日本シニアオープンと今年は今月の日本プロシニアと、今もなお「日本」と名のつくタイトルを重ねている。


関連記事