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日本オープンゴルフ選手権競技 2006

ウォン・ジョン・リーは24位に

2年連続のローアマチュア賞は、もちろん嬉しい。しかし、今回の目標は、あくまでも優勝だった。それだけに、「・・・もし、もう一度できるなら18ホールプレーがしたいです」と、悔しがった。

平均350ヤード、という豪打が逆に祟ったか。
8番でダブルボギーを打ったあと、前日3日目にも冷や汗をかいた9番で、迷いなくドライバーを握って左の池。

「・・・刻むことは、考えていなかったんです」。
強気の攻めを“霞”は拒んだ。

最終日こそ24位に沈んだがそれでもアマチュアながら、3日目まで平然と優勝争いに絡んだ実力には目を見張るものがある。

このあと、南アフリカで行われる10月の世界アマに出場したあと、プロ転向を予定している。
今回、大会史上2人目のアマチャンピオンは実現しなかったが、まもなくプロとして羽ばたくリーがその名を世界にとどろかすのも、時間の問題かもしれない。

ウォン・ジョン・リー
1985年10月23日生まれ。
17年前に祖父を追って、両親とともにオーストラリアへ移住し、1995年に国籍を取得した韓国系オーストラリア人。
祖父の影響で、本格的にゴルフを始めたのは2000年。わずか5年あまりで頭角を現した。
身長190センチ、体重93キロの巨漢から繰り出す飛距離は驚異的。
<主な戦歴>2005年日本オープン11位タイ(ローアマ)、2006年ノムラカップ アジア太平洋アマチュアチーム戦個人・団体優勝、2005年4カ国チーム選手権優勝

  • ローアマにはJGA杯、NHK杯のほかボビー・ジョーンズ杯が贈られる
  • 今年の表彰式は豪州勢が独占!「ウォンはいま、間違いなく豪州のトップアマ。プロになっても必ず活躍すると思うよ!」(ジョーンズ)

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