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サントリーオープンゴルフトーナメント 2006

韓国のドンファンが64をマーク

ムービングデーの3日目は「勝負の日」と位置づけている。そんな大切な日のために選んだ勝負服は、銀座のラルフローレンで自ら選んだという真っ赤なポロに、幾何学模様のパンツだ。

「地味な色では、気分が出ない」というドンファン。

ド派手なウェアでテンションを上げて、この日ボギーなしの64。
「フェアウェーを外したのは1回だけ。それも、ファーストカットでしたので問題なし。むしろ、ほかにも3つ4つチャンスがあったんです。それが入っていれば、もっと上にいけたのに・・・」。
最終18番でも絶好のチャンスを外し、いつも柔和な笑顔がこのときばかりは悔しさでゆがんだが、爆発力には定評がある。
首位と5打差は十分、“射程圏”だ。

19歳での史上最年少優勝をかけて最終日最終組でスタートした8月のアンダーアーマーKBCオーガスタ。
「勝ちたい、という気持ちが前に出すぎてしまって・・・マインドコントロールができなかった」と振り返る。
あのときの失敗を反省材料に、ドンファンが前人未到の記録に挑む。

リー・ドンファン
1987年4月9日生まれ、韓国出身。身長178センチ、体重75キロ。日本ツアーでの選手登録名は「ドンファン」。
10歳のとき、ゴルフを始める。
2002年の韓国ジュニアと韓国アマ制覇。
韓国ナショナルチーム代表の資格で出場した2004年の日本アママッチプレーは決勝戦で伊藤涼太を破って頂点に立った。
日本の大学からの誘いもあったが、現在は韓国の高麗大学1年生。
試合のない日は母国に戻って、体育教育学科で学業に励む現役大学生だ。
ちなみに、卒業生には昨年の全米女子オープンを制したバーディ・キムがいる。
あこがれの選手は、日本ツアーで活躍中のS・K・ホだそうだ。

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