5試合ぶりに戻った今季3戦目の日本ツアーで、まずは初日に“凱旋”の66。

5年ぶりの瀬戸内海。日本ツアーは、4月の国内開幕戦から5試合ぶり。久しぶりのコース。
久しぶりの日本で「久しぶりにノーボギーで回れた」」。

インスタートのこの日は6アンダーで迎えた最後の9番で、右横から3打目のアプローチを4メートルオーバー。「嗚呼」と絶望しながら打ったパーパットも沈めて、今のドンファンには勢いがある。

日本は2011年のツアー2勝を機に、向こうではD・H・LEEの登録名で挑戦したアメリカ。
昨季は2度目のシード落ちを喫した。それでも諦めずに予選会を受け直して続投を決意した今季、4月に米二部のウェブ・ドット・コムツアー「ユナイテッドリーシング＆ファイナンス選手権」で、悲願の初優勝を飾った。

「今までで、一番嬉しかった」と、人生最良の日を味わう暇もなく、今は米本ツアーの復帰に向けて奔走中だ。

4月の国内開幕戦から、5試合ぶりにいったん戻った日本ツアーは、全英オープンの出場権もかかるが、ドンファンにとって今は、メジャーよりもそちらのほうが大切なようだ。

現在、ウェブ・ドット・コムツアーの賞金ランクは11位。同25位以内なら、来季の本ツアーの出場権があるだけに、「出来るだけ上位で」と燃えている。
次週は「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で連戦したあと、またアメリカに舞い戻る。
「そこからまた10試合。向こうで連戦です」。

今大会は、前身の2007年「〜全英への道〜ミズノオープンよみうりクラシック」でツアー初優勝を飾った。
思い出のトーナメントで、主戦場にさらなる自信を持ち帰りたい。